循環器内科
主な対象疾患
概要
以前は内科の中で心臓病の診療をしていましたが、平成9年からは心臓病のみを扱う専門内科として、内科から独立して診療しております。平成11年からは、心臓カテーテル検査・アンギオ(血管造影室)・CTなどの放射線を用いた診断・治療専用のライナック棟が建設されました。具体的には、下記の病気の診療をしております。
心臓の筋肉に血液を送る血管(冠動脈)の狭窄(狭窄)、閉塞(心筋梗塞)による病気です。
外来にて、心臓の働きを調べる心エコー検査や、運動をした時の心電図変化の有無を調べるトレッドミルテスト、さらに運動中の心臓の血流を調べる心筋シンチ等の検査を行います。
これらの検査で異常がある場合は入院して頂き、心臓カテーテル検査(冠動脈造影)を行います。通常、心臓カテーテル検査は二泊入院です。
心不全とは、血液を体全体に送り出す心臓のポンプ機能が低下している状態です。
心不全の原因や病状の程度(重症度など)を診察および種々の検査で調べ、それぞれの患者さんに最も適した治療を実施します。
外来では、24時間心電図(携帯型心電図)や、運動負荷心電図で不整脈を調べます。脈が遅くなる徐脈に対しては必要があればペースメーカー植込み術を施行しています(ペースメーカーの場合、入院期間は約1週間)。
弁膜症(心臓の中の逆流防止のための弁の異常)、心筋症(心臓の筋肉の病気)、大動脈疾患(心臓から出る大血管が裂ける大動脈解離・こぶのようにする腫大する大動脈瘤)、先天性心疾患(生まれつきの心臓病で成人の場合)、肺塞栓(エコノミークラス症候群)等の心臓病も診察治療を致します。
胸痛(階段や坂を登った時、または早朝)がある場合、または脈の乱れを感じる場合や歩行時や夜間に呼吸困難を感じる場合などは、心臓病が疑われます。
当科では、主に、かかりつけの先生の紹介状がある場合や、検診にて異常があった場合の患者さんを診療しております。ただし、激しい症状(胸痛、呼吸困難、動悸)など緊急を要する場合は直接受診していただいて結構です。
また、外来受付は午前11時までですが、紹介状があり緊急を要する場合は午後も必要に応じて診療いたします。
循環器疾患専門外来
他院からの紹介状持参の患者さんが優先されます。原則として、新規再来は行っておりません。
通院は、開業医の先生をご紹介しております。
ペースメーカー外来
完全予約制。当院にてペースメーカー手術を行った患者さんが対象です。
心臓カテーテル検査は火曜・木曜午後に施行しております。
患者さんご紹介の際は、当院地域医療連携室を通じて予約できますが、予約無しでも全く問題ありません。
また、外来受付時間は、月曜日から金曜日までの8時半から11時までですが、急性心筋梗塞や不安定狭心症など緊急を要する場合は、ご連絡あればいつでも診療できる準備を致しております。
紹介状持参の患者さんは、待ち時間等優先的に診察させて頂きます。
基本的には疾患の種類を問わず、入退院を繰り返す重症患者さん以外は、外来follow-upはかかりつけの先生方にお願いするようにしております。循環器の定期的検査(心エコー・負荷心筋シンチ等)が必要な場合、半年~1年に1回、当科受診をお願いしておりますのでよろしくお願い致します。
循環器疾患専門外来
他院からの紹介状持参の患者さんが優先されます。原則として、新規再来は行っておりません。
通院は、開業医の先生をご紹介しております。
ペースメーカー外来
完全予約制。当院にてペースメーカー手術を行った患者さんが対象です。
医師紹介
道重 博行 第一循環器内科部長
日本内科学会;認定医、総合内科専門医 ・指導医
日本循環器学会;専門医
日本超音波医学会;専門医、指導医
日本周術期経食道心エコー認定試験(JB-POT)合格
日本医師会産業医
日本心エコー図学会;SHD認証医
日本医師会産業医 山口県緩和ケア研修会修了
村上 和華子 第二循環器内科部長
日本内科学会;認定医、総合内科専門医
日本循環器学会;専門医
外来診察担当表
教育・研究活動
所属学会
日本循環器学会
日本心血管インターベンション学会
日本心血管カテーテル治療学会
日本心臓ペーシング・電気生理学会
日本超音波医学会
日本心エコー図学会
日本心臓血管麻酔学会
その他
ACLS講習会
その他、山口県内の循環器関係の各研究会