放射線科
概要
診療内容
- 画像診断
- 血管造影およびインターベンショナルラジオロジー(IVR)
- 放射線治療
画像診断
CT、MRI、核医学検査などの画像診断を行っています。
診療所や病院からの検査のみのご依頼も承っています。検査結果に関しましては、当院では検査結果を説明はなく、紹介された先生からの説明となります。報告書およびCD-Rに関しましては、当日、1時間ほど待ち時間をいただきますが、お持ち帰りいただくこともできますし、当日、時間がない、または、後日、紹介元の診療所や病院の受診の予約が決まっている場合などは、紹介元の診療所や病院へ郵送することもできます。
血管造影およびインターベンショナルラジオロジー(IVR)を行っていますが、院内の診療科からの依頼のみとなっております。
放射線治療
放射線治療のご紹介
2022年10月、放射線治療装置トモセラピーが山口県内で初めて導入されました。
トモセラピーはヘリカルCTと放射線治療を融合した特徴的な装置です。患者周囲を360度連続的に回転し、らせん状に放射線を照射します。ヘリカルCTの原理を応用した照射技法は、強度変調放射線治療(IMRT)に特化しており、病変部には大きなダメージを与えながら正常組織へのダメージは少なく押さえることができます。(治療効果向上と副作用の低減)
IMRTのような高精度放射線治療の品質を担保する為には、治療時の病変位置を正確に把握しなければなりません。トモセラピーには画像誘導放射線治療 (IGRT) 技術が標準装備されていて、治療装置内部にCT撮影機能があります。毎回、治療直前にCTを撮像し病変部の位置を確認しズレを補正することができます。
画像提供:アキュレイ株式会社
他の放射線治療装置との比較
一般的な放射線治療装置で強度変調放射線治療(IMRT)を行う際は、通常7~9方向から放射線を照射します。トモセラピーは360度らせん状に放射線を連続照射しますが、1回転を51方向に分割して(51方向から照射すると見なして)計算するため、より正常組織には放射線がなるべくあたらないようにし、病変へは集中的に放射線を照射することができます。
また、一般的な放射線治療装置では1回で40cm×40cmの範囲に照射できますが、それ以上に長い範囲に照射したい場合には照射範囲を分割しなければなりません。その場合、つなぎ目が重なって放射線量が多くなりすぎたり、つなぎ目が離れすぎて放射線量が少なくなったりすることがあります。トモセラピーはらせん状に連続回転しながら照射することで長さ135cmまでつなぎ目なく照射できます。
診療実績詳細
CT | 約13,800件 |
MRI | 約4,300件 |
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血管造影 | 8件 |
核医学検査 | 約310件 |
放射線治療 | 119例 |
医師紹介
增田 敏文 放射線科部長
専門分野;画像診断一般
日本医学放射線学会;放射線診断専門医
松本 吉弘 放射線科副部長
専門分野;画像診断一般
日本医学放射線学会;放射線診断専門医
日本乳がん検診精度管理中央委員会;検診マンモグラフィ読影医
日本核医学会;PET核医学認定医
外来診察担当表
血管造影及びインターベンショナルラジオロジー(IVR)を行っていますが、院内の診療科からの依頼のみとなっております。
放射線治療に関しましては、原則、院内の診療科からの紹介のみとなっております。
教育・研究活動
院内;消化器合同カンファレンス