内視鏡外科手術センター
当院はこれまで内視鏡外科手術に関して、診療科ごとにそれぞれが積極的に取り組んで来ました。その結果、手術件数は600例を超え、県内有数の症例数となっています。
そして2016年に、各科の持つ知識や技術を共有して緊密な連携を図り、より高度な内視鏡外科手術を提供することを目的として、「内視鏡外科手術センター」を立ち上げました。
当センターはセンター長以下、外科、整形外科、脳神経外科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科の7つの部門から構成されています。
センター化することにより、各科の専門医師が中心となって診療を行う体制を整え、より迅速に、安全で適切な内視鏡外科手術を提供できるように目指しています。
当センターの特色・方針・目標
- 内視鏡外科手術を希望される方へ安全で適切な治療を提供します。
- 内視鏡外科手術についての情報を広く、積極的に発信します。
- 各診療科が連携してスムーズに治療方針の決定と治療を行います。
- 3D内視鏡システムを導入しており、難易度の高い手術を立体的に行うことができます。
- 内視鏡手術システムを一元的に管理することで、緊急手術でも迅速かつ効率的に手術を行っています。
内視鏡外科手術の特徴
内視鏡外科手術とは、身体に開けた小さな穴に内視鏡を入れてモニターに臓器を映し出して手術を行う方法で、以下のような長所と短所があります。
(長所)
- 傷が小さいため痛みが少なく、美容上優れる
- 体に負担が少なく、術後の回復が早い。
- 内視鏡により拡大して見ることができるため、微細な組織構造が認識でき、繊細な手術ができる。
- モニターを見ながら手術するため、チーム全員で視野を共有でき、協力しあえる。
- 胸やお腹の手術では広い範囲を、深いところまで観察できる。
- 癒着が少ないため、お腹の手術では腸閉塞の危険が少ない
(短所)
- 手術時間が長い
- 手術によっては高度な技術を要する。
- 拡大した時に、全体が見渡せない
- 出欠などの対応に手術を要する
内視鏡外科手術の傷跡の実際
スタッフ紹介
センター長
山中 直樹 内視鏡外科部長
専門分野 一般・消化器外科、内視鏡外科、食道胃外科
所属学会 日本外科学会;専門医、指導医
日本消化器外科学会;専門医、指導医
日本乳がん検診精度管理中央機構;読影医
日本がん治療認定医機構;がん治療認定医
日本内視鏡外科学会;技術認定医(胃)
消化器がん外科治療認定医
担当医
黒木 英男 呼吸器外科部長
専門分野 一般・消化器外科、呼吸器外科
所属学会 日本外科学会;専門医
日本乳がん検診精度管理中央機構;読影医
TNTC研修終了(NSTラウンドドクター)
城戸 秀彦 第一整形外科部長
専門分野 膝関節外科、人工関節、関節再建外科
関節鏡視下手術(前十字靭帯再建、半月板縫合)
所属学会 日本整形外科学会;専門医、スポーツ医、リウマチ医、運動器リハビリテーション医
日本人工関節学会;認定医
日整会臨床研修指導医
濵田 康宏 脳神経外科部長
専門分野 脊椎手術、脳腫瘍、脳血管障害
所属学会 日本脳神経外科学会;専門医
矢野 誠司 第一泌尿器科部長
専門分野
所属学会 日本泌尿器科学会;専門医、指導医
泌尿器腹腔鏡技術認定医
金森 康展 第一産婦人科部長
専門分野 婦人科腫瘍
所属学会 日本産科婦人科学会;専門医、指導医
臨床研修指導医、母体保護法指定医
日本臨床細胞学会;細胞診指導医、専門医
日本婦人科腫瘍学会;婦人科腫瘍専門医
日本産科婦人科内視鏡学会;腹腔鏡技術認定医
新生児蘇生法『専門(A)』コース修了
J-MELSベーシックインストラクター
山内 一彦 眼科部長
専門分野 網膜硝子体疾患
所属学会 日本眼科学会;専門医
内 龍太郎 耳鼻咽喉科部長
専門分野 耳鼻咽喉科一般
所属学会 日本耳鼻咽喉科学会;専門医
日本頭頸部外科学会;専門医
日本がん治療認定医機構;がん治療認定医
末兼 浩史 院長(内科)
専門分野 消化器 / 胃腸
所属学会 日本内科学会;認定内科医、専門医、指導医
日本消化器病学会;専門医、指導医
日本消化器内視鏡学会;専門医、指導医
TNTC研修修了(NSTラウンドドクター)
相談窓口
内視鏡外科手術についての相談は、各科担当医もしくはセンター長の外来で対応します。