NST外来
診察内容
NSTとは
多くの入院患者さんが栄養不良を呈していることは事実であり、栄養管理は今や医療を行う上では必須の項目となっております。当院でも、2005年より栄養サポートチーム(NST:Nutrition Support Team)を発足し、医師、歯科医師、看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士、歯科衛生士、事務職員など様々な職種がひとつのチームとなり、患者さんの栄養管理に当たっています。
NSTの活動とは
NSTの活動は、まず患者さんの栄養状態を調べ、その患者さんが栄養管理を必要とするかどうか判断します。必要とする場合は、口から食べる「経口摂取」、管を通して胃や腸に栄養剤を注入する「経腸栄養」、静脈からの「静脈栄養」のうち、どれが患者さんに一番合った栄養療法であるかを見いだし、主治医と一緒に栄養療法を行っていきます。
この様にNSTで栄養管理を行うことによって、患者さんの早期退院、早期社会復帰を助け、QOL(生活の質)を向上させることができます。必要があれば嚥下機能の評価を行い、嚥下障害に対する指導や訓練、胃瘻造設や中心静脈栄養カテーテル挿入・ポートの留置などを行っています。
この様にNSTで栄養管理を行うことによって、患者さんの早期退院、早期社会復帰を助け、QOL(生活の質)を向上させることができます。必要があれば嚥下機能の評価を行い、嚥下障害に対する指導や訓練、胃瘻造設や中心静脈栄養カテーテル挿入・ポートの留置などを行っています。
山口地域NST
当院NST活動の一環として、2007年11月より山口地域NSTを開催しております。このプロジェクトでは、地域の医療機関、スタッフの方々とともに、勉強会、症例検討や定期的連絡会議等の開催を行い、栄養管理に関する情報の共有、問題点・疑問点等の発信・解決ができる場としていきたいと考えております。このプロジェクトに多くの御施設の方に参加して頂くことで、地域医療連携を進め、退院後・転院後の患者患者さんの栄養管理を継続して行い、地域の患者さんの健康増進に役立つものと考えております。
NST外来
栄養管理は、入院中のみならず継続的な介入が必要です。そこで、当院のみではなく地域単位での継続的な栄養管理を行うためのひとつの取り組みとして、NST外来を2008年6月から開設しております。この外来が、地域住民の継続的な栄養管理のお役に立てればと思います。NST外来では以下のようなことができます!
- 栄養状態の評価
- 胃瘻造設、管理、注入方法、スキンケア
- 嚥下評価(嚥下内視鏡、嚥下造影)、嚥下訓練方法指導
- 口腔ケアの方法、口腔ケア用品について、口腔乾燥について(保湿剤の選択やケアの仕方)
- 栄養量の設定、嚥下食の説明、注入方法、栄養剤の選択
- 下痢対策内服指導等、簡易懸濁法指導、在宅輸液管理指導 他
担当者紹介
黒木 英男
呼吸器外科部長、NSTチェアマン
呼吸器外科部長、NSTチェアマン
森松 克哉
第三外科部長
第三外科部長
外来診察日
下記の曜日で、他施設よりの紹介の完全予約制となっております。
*受診希望時は2日前までに地域医療連携室に紹介患者予約申込書と、NST外来紹介状(診療情報提供書)をFAXで送ってください。
毎月第1・3木曜日 13:30~15:30
場所
外科外来
受診方法
受診希望時は2日前までに地域医療連携室に紹介患者予約申込書と、NST外来紹介状(診療情報提供書)(左記リンクよりダウンロードしてください)に記入後、FAXで送ってください。